ドイツ三大美城の1つ エルツ城

エルツ城

エルツ城は、ドイツ三大美城に数えられている。とても運のいい城で、戦で陥落したことがなく、建造時と変わらぬ姿を見せてくれるドイツでは稀有な古城といえる。エルツ家は800年以上も途絶えることなく続き、当代城主は34代目の伯爵である。
External Link >>エルツ城公式サイト:http://www.burg-eltz.de/en.html

そういうこともあってか、それとも政治力の問題なのかはわからないが、ユーロが導入される前の最高額紙幣500マルク札にデザインされた城としても知られている。

ところでこの城、”美”なのだろうか?
山の中を1時間ほど歩いていると、突然ポツンとその姿を現す。それを見ると、なぜだかヘンゼルとグレーテルの気分になり、どことなくメルヘンチックな城と言えなくもない。
かわいらしいが、私の美的感覚では美の範疇にはなかったのだが。

ヨーロッパ100名城の1つ

「ヨーロッパ100名城」という日本城郭協会という財団法人があるということをつい先ほど知った。ドイツでは10の城が挙げられており、その中にこのエルツ城が入っている。財団の基準では、エルツ城は「名城」とのこと。

ツギハキ感は否めず、ポコポコと増築したような形。どう考えても、専門の建築家に依頼したようには見えないが、選考に通過したとなると、私の基準がおかしいのかもしれない。

エルツ城

中庭からの眺め

パンフレットによると、途中で3家に分かれ、それぞれがそれぞれでお金を出して作り、住んでいた。エルツ一族の3家系が共同で遺産相続し、住居を共有する共同相続砦とした。それがやがて1つに収まり、現在に至っているということだ。
中庭から見ると、各々が気ままに改築したような雰囲気。これがよいのかもしれない。

さて、ドイツの「ヨーロッパ100名城」を列挙したい。

  • ヴァルトブルク城
  • コーブルク城
  • ハイデルベルク城
  • プファルツ城
  • ブルク・エルツ城(エルツ城でよいと思うが)
  • マルクスブルク城
  • ライヒスブルク城
  • リーメスとザールブルク城
  • 城郭都市ニュールンベルク
  • 城郭都市ローテンブルク

公共機関でのアクセス

最寄り:モーゼルケルン駅(Moselkern)
ライン川とモーゼル川の合流の街にあるコブレンツ中央駅から地域鉄道に乗り換えると、約30分でモーゼルケルン駅に到着する。
DBサイトでタイムテーブルおよび乗り換えを確認することをオススメする。
詳しくは以下でDBサイトの見方、使い方を記しているので参照いただきたい。
>>ホーエンツォレルン城【1】「公共機関でのアクセス」

駅から歩くこと90分のハイキング

モーゼルケルン駅に着いたら、そこから90分のハイキングとなる。
駅を出て右に行くと、「BRUG ELTZ」の標識が何度も出てくる。やがてエルツ川に当たり、川沿いを進めばOKなので、基本的に迷うことはないと思われる。

モーゼルケルン駅

モーゼルケルン駅

モーゼルケルン

駅を出たら、右へ行く。標識がある。

エルツ川

標識通り、右に曲がると、エルツ川があり、そこをまっすぐ。

Landhotel Ringelsteiner Mühle

城と駅のちょうど中間にLandhotel Ringelsteiner Mühleというホテル兼レストランがある。トイレも借りられる。

途中上り階段があり、ようやく山道へ。とはいえ、ほとんど平地なので、国はならない。

レストランが過ぎると、途中上り階段があり、ようやく山道へ。とはいえ、ほとんど平地なので、苦にはならない。

エルツ城

開けたと思ったら、城が。

重要事項

  • トイレおよびコインロッカー、水などの購入は、乗り換えのコブレンツ中央駅構内で必ず済ませること。モーゼルケルンは無人駅で、何もない。タクシーも呼べそうにない。スーツケースをモーゼルケルン駅まで持っていっても、難儀するだけなので、ドイツでは中央駅に預けるのが無難。この辺りに宿泊してもいいが、便利な場所とは言えない。私ならば、人通りのある、にぎやかなホテルに泊まるだろう。
  • 乗り継ぎがあっても、DBサイトおよび券売機で通しの鉄道チケットを購入できる。地域鉄道など違う会社であっても、基本的に各社での区間ごとに区切って購入する必要はない。
  • トイレは城やレストランなどの店舗で借りられる。有料。
  • 当然だが、DBサイトで帰りの電車をチェックすること。ドイツは車社会であり、ここモーゼルケルンは田舎であるから、本数は少ない。
  • タクシーを使うならば、城に相談したり、依頼するとよいそうだ。タクシーを利用した人の話によると、駅と城の区間は定額になっており、安心感があるとのこと。ドイツのタクシーはぼることが多いので、珍しいとコメントしていた。

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