人生初カヌーをしに夏の洞爺湖(とうやこ)へ

あるアクティブな友人が、北海道旅行をしたとき、真冬の洞爺湖(とうやこ)を訪れ、専門の方にお願いしてウォーキングガイドをしてもらった体験を話してくれた。
「え?洞爺湖に行ったの?珍しいね。しかも真冬って、考えたこともないなぁ。温泉ならわかるけれど」
「でも、すごく良かったよ。ガイドさんが面白い人で。夏はカヌーを教えてるって」

カヌー
「ほぉ。カヌーかぁ。よく北海道にカヌーしに行ってきたって人いるけど、私はないのよね。道産子なんだけど」
心のどこかでカヌーの体験がないなんて「それってモグリの道産子では」と思っていた。

もうすぐ夏休みで北海道に帰省しようという時期だったので、カヌーをしようと思い立った。
そういうわけで、友人がほめちぎっていた洞爺ガイドセンターさんにお願いすることに。

External Link>>洞爺ガイドセンター

北海道虻田郡洞爺湖町洞爺町

札幌駅からJR洞爺駅へのアクセスはJR特急スーパー北斗で2時間足らずで着くらしい。千歳からだともっと早くて1時間半。
洞爺ガイドセンターの住所は「北海道虻田郡洞爺湖町洞爺町」。「虻」はアブと読む。
実際の待ち合わせ先は、「浮見堂公園」のあたりとのこと。

あのあたりへは道産子は車で行くところである。私は帰省のたびに遊んでいる中学時代の友人の車をあてにして、気楽に助手席に座った。

ウィンザー・ホテルから洞爺の眺め

洞爺湖

洞爺湖。真ん中の島は、中島。

洞爺湖は数年前にウィンザーホテルで洞爺湖サミットが開かれた場所。せっかく洞爺に来たのだからと、ホテルへ立ち寄る。

ホテルは駐車場代もかからず、裏手に回り、この景色を撮影することができた。すぐ横にロープウェイ乗り場もあり、このホテルへはそれに乗って来ることができるのかもしれない。

以前、知り合いのプロカメラマン宇津木圭さんから洞爺湖の素晴らしい写真を譲っていただいたことがあり、「あそこへいつか行きたい」と思っていたので、今回の旅行は二重の目的を果たしたことになる。
下の城の模型の背景が宇津木さんの写真。私の腕とはエライ違いだ。

宇津木さんの写真

洞爺湖

5年越しに念願かなってこの景色。思わずたそがれる。。

ちなみに、このサイトの両サイドの天の川写真も宇津木さんの作品だ。私が「天野川」なので、「天の川は撮らないのか?」と言ったら、富良野での天の川写真を撮ってきてくれた。私の部屋はそんな北海道写真であふれている。故郷はいいね。

milkyway

Photo: 宇津木圭
富良野望岳台

カヌー体験でどんぶらこ

ガイドさんのお話では、夏休みは混んでいて、1日何本もカヌーツアーをしているそうだ。
本日のこの回は、私たちを入れて9人が参加。2時間コースにした。満喫したいので。料金は5000円くらい。

カヌーライフジャケット装着。安全にかかわるお話を聞いて、基本動作をレクチャーされ、さぁ、乗るぞ!

私たちは女2人乗りに。
男性の団体さんは、3人乗りというものに乗っていて、ガイドさんは1人乗りに乗っていた。当然だが、濡れてもいい格好で。

カヌー
カヌー転覆は「ないだろう」と思っていたが、カヌーの上で立ち上がれば、ハイ、ドボンだそうだ。
面白いのが、あっちふらふら、こっちに曲がって、軽く衝突。ゴツン、「すみません」の繰り返し。

「カヌーって、単純な乗り物なんですよ」とガイドさん。
基本的にすぐに反応してしまうとのこと。風、波、そして2人乗りならば強弱も。
後ろの人が操舵の役割をする。
結構むずかしくて、目的の方向に行けなかったり、意に反して回転したり、風に流されたりといろいろ。
波が出る場所では、どんぶらこ、どんぶらこ。「わぁ~進まない」とせっせと漕ぐ。
体の動きでも不安定になるので、「私、ちっぽけだなぁ」としみじみ。
私が後ろになった。舵を切る、方向を調整する役割もあるのだが、頻繁に舵を切らないとまっすぐ行けない。

ガイドさんに撮っていただいた水面に立つ我ら初心者たち。

洞爺湖の上に立つ?

洞爺湖の上に立つ?

こうして見ると、素敵な写真になっている!背景に中島もあり、完璧。

のんびりとしたカヌーの水音、波のゆらぎが心地いい。カヌーに乗って湖に浮かんでいると心もとない存在になり、漂い、流される運命のちっぽけな自分になった。
そういう時間も、都会で生活している身とすれば、貴重なのかもしれない。

カヌー

カヌーが終わるとおやつの時間。ガイドさんが用意してくださった。

ガイドさん

ガイドさん

おやつ夏になると、水にシュノーケルで潜って、中を見たり、泳いでみたり、そんなことをする人もいる。
ちょうど救命ベストを身につけていて、浮くことができるため、「やってもいいよ」とのこと。
着替えを持っている男性たちは思い切り泳いでいた。
女子は「顔が…」となるので、もちろんしなかった。

洞爺湖といえば、札幌育ちの私たちにとっては、かつて小学校6年生の修学旅行先であった。
当時はもっと栄えていて、温泉街の観光地だったが、いつしか火山噴火を経てさびれ、往時を知る私たちにとって、物悲しさもあった。
そんな昨今であったために、このような素敵な思い出に変えることができて、実はうれしい。

洞爺湖